2009年5月11日月曜日

           綿帽子



先日、 家の近くの道端に咲いていた草やタンポポを摘んで、


家に連れて帰りました。


手のひらに収まるくらいの、小さな備前焼の鉢に、


岩剣山で活けて、玄関に飾りました。


今朝起きると、タンポポは、


真っ白な綿帽子になっていました。


つい興奮して、鼻息がかかってしまい


綿帽子は飛び散って
ふわふわと飛んで行きました 。


今日は母の日でした。


いつもありがとうございます。


後ろに見えるのは、カレンダーです。




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2009年5月8日金曜日

ポストモダニズムの産業論

坂本龍一のソロアルバム「Out Of nOise(タイトルタポグラフィー ママ)」をしばらく聴き込んでいます。特に12曲めのピアノ曲「composition 0919」は気に入りました。

この曲は、右手の高音部と左手の低音部で響く、崩壊すれすれの二つの和音と、不思議な緊張感を作り出す、奇数の連符、ポリリズムのバリエーションで、畳み掛けられていきます。

ポリリズムのバリエーションは、一拍三連から一つ置きにアクセントを付けて、アクセント以外を休符にして、二拍三連に。あれよあれよという間に、一拍五連や二拍五連がでてきて、分けがわかんなくなったところで、再びインターバルの長いポリリズムに収斂しながら、最後は独立した和音の残響音がのこる構成です。
楽譜で確認していませんが、だぶんそうだと思います。

途中でややヒステリックなタッチで音が飛び出してくるものの、リズムそのものは、きわめて繊細で、抑制が効いています。
http://www.youtube.com/user/commmons

もしかしたら、神経を逆なでするように感じる人もいるかもしれませんが、次第にリズムのグルーブ感に陶酔できます。
ほんの少しのアルコールが入っていれば、すぐに飛べます。

この曲は、現代音楽的な自由さが印象的だという評価が多いようですが、
それだけでなく、日本的なリズムと、アフリカ系のファンキーなリズムがミックスされているところに面白さがあると思いました。

日本的なリズムと、アフリカ系のファンキーなリズム、この二つを見事につなぎ合わせた分かりやすい例があります。北野武監督の映画「座頭市」です。

映画のトップシーンで、数人の農夫が鍬(くわ)で田んぼ耕す場面が出てきます。
鍬の音がフェイドインして、振り下ろす鍬の動きと音がシンクロするところです。

鍬を振り下ろすリズムは、大工が使う木槌のリズムに引き継がれ、 エンディングのタップダンスのファンキーなリズムへと展開する、伏線になっていました。

ファンクキーなブラックミュージックの源流は、そもそも、アフリカ人奴隷の綿花の摘み取り作業をしたときの野良歌から来ているという説があります。
現在記録に残ってる古い歌詞に、My Dady rocks me with steady roll. というのがあって、これがR&Rの語源になっていると唱えている専門書を見つけました。

意訳すると「私の旦那は、私に、ぐりぐりしながら、ピストン運動をする」という下ネタです。このrock(揺らす)とroll(転がす)の頭文字をとってR&Rとなったという説です。

同じ農作業から発生したリズムでも、肉体に直結するブラックミュージックのファンキーなリズムと違って、日本のリズムは、もっとフェティッシュです。労働に関わる道具そのものに対する、少し屈折した愛情を感じます。

坂本龍一は、まるで、鍬(くわ)を振り下ろす農夫のごとく、木槌で家の柱のほぞを組む大工のごとく、心地よくピアノを弾くのです。

日本のモノ作りの強さの源流は、道具に対する深い愛情にあるのかもしれないと、ふと思いました。

以下、もう一度、お聴きください。
http://www.youtube.com/user/commmons

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2009年5月1日金曜日

村上龍のJMMより

村上龍が発行しているメールマガジンで、彼の親友だという、坂本龍一についてアップされています。坂本龍一の5年ぶりのソロアルバム「out of noise」をリスペクトしていますが、その熱の入り方が、はんぱない。「out of noise」とはいったいなんだ?

数年前にリリースされた「エレファンティズム」
http://www.tbs.co.jp/p-guide/video/dvd_books/index-j.html
というDVDブックでがっかりして以来、坂本龍一には、興味をなくしていましたが、久しぶりにCDを買ってみようという気になりました。
これでGWを過ごしてみようと・・・。

ピーんときた方は、以下より、メールマガジンを登録して、
最新号の[JMM529Ex2]坂本龍一『out of noise』特別号を
是非ご覧ください。
CD聴く前に、まず、村上龍の思いに感動してしまいました。

優れた音楽評論です。

http://ryumurakami.jmm.co.jp/

(敬称略)

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2009年4月30日木曜日

岡山県西粟倉村、いってきました

岡山県の西粟倉村に行ってきました。
「西粟倉村共有の森ファンド2009」の現地説明会です。
参加者の中には、東京から駆けつけた人もいて、
想像以上に関心の高い様子が伺い知れました。

集合場所となったローカル線の智頭急行「大原駅」の前では、傘を片手に20名以上の人が集まっていました。

しょうしょうと小雨が降りしきる中、清流の脇には、大阪から移住した家具デザイナーが建てたモデルハウスも完成していました。金物を一切使わない工法で、2階建て35坪で2000万円。全て地元の木材を使っています。オーナー自ら、庭先には露天風呂を作っていましたが、近くには、温泉が2箇所もあって、観光地としても穴場的な興味深い村です。

補助席も一杯になったマイクロバスでは、村長自ら林業再生にかける意気込みを語っていました。投資家と言うよりも、村のファンを作る感覚です。マスコミ関係者は、ローカルテレビ局一社と、日経新聞・証券部の若手記者が参加。日経では個人投資家の新たな投資商品のひとつとして、近く、特集記事を展開すると言っていました。

いよいよ動き出しそうな気配です。

林業の運営母体となるトビムシの竹本社長によると、一口5万円で、およそ1億円を集める計画とのこと。資金は、主に最新鋭の「ハーベスタ(収穫機)」購入資金に当てられます。ハーベスタとは、木を切り出して、枝打ち、カッティングまで、コンピュータ制御でできるキャタピラ付きロボットです。大型ユンボの先に特殊な装置が取り付けられています。機械化が遅れている日本の林業にはなくてはならない、最低限のインフラです。

たしか、以前に、船井総研の二代目と長野県の木材店が共同で、急斜面でも使え、小回りがきく林業ロボットを、ポケットマネーで開発しようとしたことがあると聞いたことがあります。今後は、日立建機など、専門メーカーが本気で取り組んで、あっと驚くようなロボットを開発してもらいたいなあと思いました。

京都銀行頭取の柏原康夫氏は、昨年7月に「日本の森を守る地方銀行有志の会」を立ち上げ、全国の地銀に呼びかけています。現在、参加行は、64行中で56行と、大きな広がりを見せています。今年12月には京都で各地銀の頭取が一堂に集まってサミットを開く予定です。ヒト、モノ、金の、新たな流れができれば、意外と早く、林業再生は実現するかもしれません。

国土の3分の2を森林が占める日本では、安い輸入材に押されて衰退した過去の産業だと、勝手に敗北主義に陥って、森林は放置されてきました。林業はそもそも、先進国で盛んな産業です。ドイツでは林業関連の雇用は100万人規模。日本の自動車産業に匹敵する規模です。トヨタの林業への取り組みは、CSRという位置付けに留まっていますが、今後、本格的な事業化が待ち望まれます。

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2009年4月24日金曜日

いざ、岡山県西粟倉村へ

明日は、楽しみにしていた岡山県・西粟倉村への小旅行です。
道のりを考えると、充分“大旅行”です。
http://www.amita-net.co.jp/info/amita-now-20090408-000746.html

でも、家の近くのスーパーにバナナを買いにいくような気分で
ふらりと出かけたい・・・

以前、都内でサラリーマンをしていたときに、
神奈川・県津久井郡・相模湖の湖畔で暮らしていたことがあります。

毎日繰り替えされる通勤の行き帰りを、小旅行にすることで非日常化する。そして、少しのアルコールと本をザックに詰めて週末の単独登山行を毎週繰返す生活を日常化する。 こうした日常と非日常の逆転が、自分の精神を再生してくれる唯一の方法論でした。

さて、明日の朝出発することになった西粟倉村には、ウエブカメラが備え付けられていて、村の公式ホームページから24時間アクセスできる仕掛けがあります。
http://ns.vill.nishiawakura.okayama.jp/

もともと、訪れる観光客などが積雪の状況を確認するために備え付けられたようですが、実は、現在、日本全国の山村に高感度ウエブカメラを備え付け、新たなエンターテイメントのポータルサイトを開設する準備を進めています。 カメラ設置場所は、最終的には、1000箇所を目指したいと考えています。

アクセスするユーザーは、各地のランドスケープはもちろん、一本の杉の木や、畑のナスの花など、四季折々・24時間リアルタイムの映像を閲覧しつつ、データベースに溜め込まれた過去のデータをクリックひとつで早送りしたり、巻き戻したり、スロー再生したり、加工したり・・・。そんなシステムを開発するプロジェクトです。

NKHが莫大な資金をつぎ込んで制作しているような、ネイチャー系のドキュメンタリー映像を、市民が自由にカスタマイズして楽しみ、都会と地方都市の新たな関係性を築き上げ、新たな農商工連携ビジネスを構築することが目的です。

膨大なデータベースの管理は、グリッドコンピューティングというIT技術をもつベンチャー企業に応援してもらいことにしています。地方自治体や、農業生産法人、森林組合の方たちとの交流を深めながら、3年以内に事業化したなあ。

今夜は、小学生の頃、遠足の前の日に興奮して眠れなかった日と同じような一夜を過ごすことになりそうです。

(5月6日放送予定のNHKスペシャルで西粟倉村が登場するそうです。)

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2009年4月23日木曜日

急ですがセミナーの知らせ

コンセプトデザイン研究所の廣川州伸さんの講演が突然、、決まりました。

ホントに急・・・。



こんなに急でも人が集まるんだからすごいなあ。



概要は以下の通りです。取り急ぎ、ご参考まで。



4月28日(火) 廣川州伸氏ミニ講演会 +交流会
「ゾウを倒すアリになれ!」        

~今すぐできる、仕事力を高めるとっておきの方法~

<会場>
東京都渋谷区恵比寿1-22-20恵比寿幸和ビル7F 
セミナールーム・セブン
http://www.stylement.co.jp/seven/access/index.html

<会費>
8000円(交流会参加費含む)

<講演>
18:30~19:30

<交流会>
19:30~21:00

<参加者>
20代~30代半ばのビジネスパーソンやベンチャー経営者等

<主催>
- Professional Partners Inc -
プロフェッショナルパートナーズ株式会社
担当:永峯 崇 《 Takashi Nagamine 》
Mail :nagamine@propartners.co.jp
Tel:03-5332-5322   Fax:03-5332-5323
URL :http://propartners.co.jp/

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2009年4月19日日曜日

諦めるわけにはいかない

まるで初夏のような陽気を浴びながら、横浜にある緑地帯で、ここ数十年あまり見かけなくなってしまった「和タンポポ」の群生地を発見しました。

「和タンポポ」は別名、「関東タンポポ」とも呼ばれていますが、現在、道端で見かけるほとんどのタンポポは「西洋タンポポ」です。


見分け方は簡単です。


「西洋タンポポ」は花の下にある萼(がく)がめくれてカールしていますが、 「和タンポポ」はぴったり花びらに寄り添っています。

「和タンポポ」の周りで、キャッキャと声を上げて走り回る幼い兄妹。実は一ヶ月ぶりに僕の子供たちと遊びました。赤と緑の補色関係に塗り分けられた滑り台と、小さな砂場、ロープにぶら下がってターザンごっこができる遊具もあります。今日も横浜のランドマークタワーが少し霞んで見えました。 素敵な丘陵地帯です。

隆起した芝の真ん中あたりにある小さな窪みでは、土鳩に混ざって、茶褐色の模様の羽を持つ山鳩が日向ぼっこしていました。見上げると、梢の間からは、スズメ、ホウジロ、ウグイスも気持ちよさそうに縄張りを主張していました。

長男は今年で6歳、娘は4歳になりますが、
わけあって、今はママと一緒に生活しています。

夕焼け小焼けで陽が傾いて、少し肌寒くなって。
帰り際、娘が僕の耳元で小さな声で囁きました。

「私は鳥さんなの。だからお話できないの。心の中でお話しするの。」

「そうかあ。うん、うん、聞こえるよ。
でも小さな声だからちょっと聞こえにくいなあ。
なんていってるんだろう。」

「えーっとねえ・・・明日も来てね。」

娘は急いでマンションの階段を駆け上がると、踊り場でつまずきました。
はっとしましたが、娘は振り返らず、ドアを開ける音だけが聞こえました。

子供たちの身近な環境も、日本の国土を覆っている、本当は豊かなはずの環境も、 同時進行で、なんとか諦めずに、できることをしなければと、そう考えました。



穏やかで切ない一日に感謝。




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2009年4月14日火曜日

林業再生に必用なこと

4月13日(月)、東京・六本木で第三回「日本に健全な森をつくり直す委員会」が開かれました。


昨年結成されたばかりのこの委員会は、森と川と海のつながりを取り戻そうと各地で社会実験を展開しているアウトドアライター、天野礼子さんが事務局長を勤めています。

(←初めてお話しましたが、てきぱきしていて、気配り上手で、やさしいお姉さんと言う感じでした)




http://www.the-journal.jp/contents/amano/2008/11/post_67.html


委員長の解剖学者・養老孟司(東大名誉教授)さんをはじめ、C.W.二コルさん、立松和平さんなど著名人のほか、研究者や林業関連の現場のトップランナーが顔をそろえています。


会場には民主党の菅直人(民主党代表代行)さんも駆けつけ、参加者による意見交換も。菅さんには政治生命をかけて林業再生について取り組んでいただきたいと思いました。


林業再生を実現するためには、まず文化的アプローチ、経済的アプローチを先行させて結果を出し、政治家が関わりたくなる状況を作る必用があります。多分ここ1年が正念場。


参加された新聞の論説委員の方々やテレビ番組のプロデューサーの方には、是非報道ベースに乗せていただき、日経新聞は経済的可能性を徹底的に論証しながら取材してほしいと思いました。


夜の懇親会では、日本の林業の理論的な柱となる梶山恵司さん(富士通総研)のプレ出版記念パーティーも開かれました。GW明けには発行の見通しとのこと。2年越しの労作。ベストセラーを祈念いたします。


梶山さんは経済同友会の森林ワーキング・グループで大活躍し「森林再生とバイオマスエネルギー利用促進のための21世紀グリーンプラン」(2003年)の取りまとめにも関わった若手研究者です。
昨年、テレビ番組で林業を特集した際には専門家のインタビューとして取材のご協力をいただきました。
ドキュメンタリー番組として再度企画したい。
僕自身の構想も一歩進めていきます。

2009年3月28日土曜日

子供、会社、日本経済の共通点とは・・・

昨夜、ある宴席に顔を出しました。送迎会の立食パーティーです。
自分が直接お世話になった方々が多数参加するだけでなく、主賓が一児の働く母親だったため、いろんなことを考え込んでしまいました。

現在、私の子供たちはママと生活しているため、ひと月に一回程度「面会日」という形で会っています。土曜日に遊びにくる予定だったのですが、風邪を引いてしまったため急遽キャンセル。そんなわけでパーティには少し暗い気持ちで参加することになりました。

一緒に過ごすたびに豊かな表現になる言葉使いに感心したり、細かい粘土遊びや切り絵に夢中になる姿に驚いたりと、日々成長する子供たちの姿は「感動」の一言に尽きます。
「少しだけ我慢ができて自分の好きなことを探し出すことができる大人になってもらいたい。」これが父親としての子供に対する願いです。

別に自分の子供だけが成長するのではなく、一定の環境さえあればどんな子供でも自立的に成長していきます。自分がいつも近くにいないことが今後どう影響していくのかは正直・・・少し不安です。でも多分大丈夫。

事業を立ち上げる人やアントレプレナースピリッツ溢れるビジネスパーソンの方々にも同じことが言えると思いました。法人はその存在そのものに価値があり条件を整えることで自立的に成長していくものだと思います。

人間の営みも企業の営みも理念や夢が一番大切なんだと、多くの人が考えるようになって行動すれば、日本経済の風邪は明日にでも治るような気がしました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コンセプトデザイン研究所・廣川州伸所長の緊急セミナー
「逆転の発想で不況に勝つ!~ゾウを倒すアリになれ~」
●4月22日(水)ビジョンセンター秋葉原(神田郵便局隣)
⇒5月28日(木)に変更になりました。
●18:00開場18:30開演
●6000円で軽食&交流会も準備しています。
●3人以上でお越しくださったグループは1000円引き
問い合わせホットライン:090-6496-3067(芹澤)
㈱イーネット・ブレーンHP告知
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廣川氏へのインタビュー
http://www.enb-inc.jp/category/1286486.html
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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2009年3月25日水曜日

チェス⇒将棋⇒囲碁で事業の達人に!②

「あなたの会社はチェス型?将棋型?囲碁型?」

専門家によると、囲碁の世界だけはコンピューターに人間が負けることは当分の間ないそうです。
碁石は碁盤の中で自由気ままに領土を作りながら、しかし、同時にいとも簡単に自分の領土を明け渡して放置したかと思うと、こんどは相手の領土へいつでもポンっと入り込んで、いつのまにか自分の領土にしてしまう。そのプロセスは、常に浮遊するポストモダニズムのような世界です。戦いの始まりも終わりも曖昧です。



西洋発祥の「チェス」型ビジネスから日本の「将棋」型ビジネスへ、そして世界的な不況が広がっている現在は、東アジアが発祥の地と言われている「囲碁」型ビジネスが躍進するかもしれません。
大企業の役割りは大切ですが、これからはベンチャー、中堅企業が経済を活性化する大事な役割りを担う時期に差し掛かったと思うのです。 M&Aのあり方も変わってくるでしょう。



こうしたビジネスの世界での文化の変遷は、4月22日に開催が決まったビジネスセミナーの講師、廣川州伸氏の著書「ゾウを倒すアリ」のテーマとも共通しています。対戦の前提となるルールが変わればこれまで強いと思われていた側と弱いと思われていた側が容易に逆転する可能性があります。
まともにぶつかっても勝ち目のない相手とは「空を飛び、時間を越える戦術」で戦おう!とプロパガンダしている廣川氏が提唱する「四次元の経済学」とはいったい何なのか?



居酒屋チェーン、ばね工場、クリーニング店・・・巨像のような大手を倒したアリのような中小企業15社の成功の秘訣とは? 日本の中堅・ベンチャー企業の経営者や起業家を目指す人たち、そしてアントレプレナースピリット溢れるビジネスパーソンの底力に拍手喝采です。

詳細は、是非ビジネスセミナー会場に足をお運びください。



コンセプトデザイン研究所・廣川州伸所長の緊急セミナー

「逆転の発想で不況に勝つ!~ゾウを倒すアリになれ~」

●4月22日(水)ビジョンセンター秋葉原(神田郵便局隣)
⇒5月28日(木)に変更になりました。

●18:00開場18:30開演

●6000円で軽食&交流会も準備しています。

●3人以上でお越しくださったグループは1000円引き



問い合わせホットライン:090-6496-3067(芹澤)



廣川氏へのインタビュー

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2009年3月22日日曜日

チェス⇒将棋⇒囲碁で事業の達人に!①

「あなたの血液型はA型?B型?O型?それともAB型?」
僕はA型です。昨年久しぶりに血液型本がべストセラーになりましたが血液型神話はいまも日本では続いていたのですね。
旧日本陸軍で血液型によって配属を決めようと考えた軍医がいたために戦後論争が起こったのは今は昔。その後の研究で完全に血液型とパーソナリティの因果関係は否定されて決着済みです。
とは言っても、この本の著者にも買った人にもいちゃもん付ける気は毛頭ありません。結構楽しい本ですから。血液型はネット上のプロフィールのなかにもよく登場します。
この現象は根拠のない血液型類型論を戦略的に楽しむ知性といってもいい。拍手喝采です。

「あなたは犬型?ネコ型?」
この質問は「あなたは犬が好きですか?猫が好きですか?」という質問とあわせると、その人のキャラがわかるので楽しいです。
たとえば2つの質問の答えが「自分は猫型・好きなのは犬」の場合は、「束縛されたくないけど人を支配したい」と考えている人が多いように感じます。4つのタイプにはっきりと類型できますのでメモしながら整理してみてください。
ちなみに僕は犬と猫両方とも大好きで、実は生き物全部が好きです。このタイプの人にはよりくくりの大きな言葉で質問をたたみ掛けます。

「あなたは動物と人間どちらが好きですか?」
「あなたは有機物と無機物どちらが好きですか?」
「あなたは自然と人工物どちらが好きですか?」
・・・・・・・
・・・・・・・

「あなたの会社はチェス型?将棋型?」
実はこれが今一番気好きな質問です。この質問の奥は深いですよ。ビジネス・トレンドからポストモダニズムの現代思想まで貫く象徴的な設問だと思うからです。
チェスはチェス盤に区切られた空間の中で役割りを与えられた駒が決められた動きの中でガチンコ勝負する戦い。

一方、将棋はもう少し複雑で取った駒を再度将棋盤にワープさせて参戦させることができる、より複雑な戦いになります。この差は大きくて、コンピューターVS人間の知恵比べでは、チェスは人間が負かされますが、将棋ではなかなかそうはいきません。人間の持つまだ解明されていない思考回路の方がコンピューターの演算処理能力を上回っているわけです。

しかし、将棋が趣味の算数教師の友人は「いつか将棋の世界も人間がコンピューターに負ける日が来るだろう」と言っています。日本将棋連盟では将棋の権威を守るために、現在プロ棋士に対してコンピューターとの対戦を禁止する措置をとっているそうです。近い将来、将棋の世界で人間を負かしたコンピューターはいったいどの世界で人間と勝負するのでしょうか・・・。

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2009年3月19日木曜日

ゾウを倒すアリ

緊急ビジネスセミナーが4月22日に決定。
⇒5月28日(木)に変更になりました。

売れっ子経営コンサルタントのコンセプトデザイン研究所、
廣川州伸所長にようやくスケジュールをあけていただきました。
休日には絵画制作に励む芸術家でもある廣川氏ですが、
これからはもう少し本業(?)に専念していただきます。
今回は、彼の著書20冊の中で特に興味深いビジネス書の
「ゾウを倒すアリ」をモチーフに 。
逆転の発想で不況に勝つノウハウ満載の
元気が出るセミナーになります。

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2009年3月17日火曜日

つなぎ合わせること

久しぶりに長い連休をとった今日は
六本木での打ち合わせを終えて
神谷町のテレビ東京に立ち寄ってから
銀座のとあるビルに向かいました。

日本一の立地に広がる空間を世界メディアと位置付けた時、
いったい何が生まれるのか。
7年後を目指した事業が立ち上がるかもしれません。
事業は「エッジのきいた理念」と、
「力のあるコンテンツ」と、「受け手」の3つが
はっきり見えた時が出発点になる。

一見常識はずれでも、ばらばらに見えても
3つを妥協しないでつなぎ合わせるプロセスが
新しい価値を生む。
妥協さえしなければ方法論は無限に広がっていく。
この単純な逆説をビジネスドメインといいかえてもいい。

人生の大先輩と話をするうちに心の持ちようが
ふんわりと軽くなっていきました。

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2009年2月23日月曜日

映画「シリアの花嫁」

土曜日から岩波ホールで公開中の
エラン・リクリス監督の「シリアの花嫁」を見てきました。

映画の舞台はゴラン高原北部の町。
ゴラン高原は第三次中東戦争(1967年6月勃発)で
イスラエルによって占領されたシリア領です。
領土をめぐる複雑な歴史を知らなくても
巧みな構成で味わえるので心配は要りません。
内容はタイトルから受ける第一印象そのままです。
家族、国家、民主主義、いろんな幻を追い求める男達と、
それとは裏腹にたくましく生きるリアルな女達よ・・・という作品。

パンフレットに寄稿している翻訳家の
金原瑞人氏(芥川賞作家金原ひとみの実父)の
言葉も一見の価値アリです。

明日会うナジーブさんは確かシリア出身。
この映画をご観になったでしょうか。

取り急ぎ。

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2009年2月20日金曜日

ナイスなカメラワーク&編集

http://vimeo.com/3067301?pg=embed&sec

Shirley と Samuel、誰だか知らんがいい味出てます。
程よくラフな編集のセンスとカメラワークの浮遊する感じも好きです。

動きのシンメトリーやドリーのタイミングはカチッとしているし、
ラフなズームイン&アウトのカットも丁寧に切り取っています。
センターずらしたフレーミングはスチールカメラマン的な匂いがする。

ステディーカムもスタビライザーも使ってないでしょうに
機材は何で撮ってんだろう。
カメラマンに言っても「浮遊する感じ」が なかなか伝わらない。
いいサンプル見つかりました。

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2009年2月19日木曜日

スイーツと酒

今年創業40周年を迎える芦屋生まれのフランス菓子
アンリ・シャルパンティエの「2009春パリ・コレ」を
“見に”、“食べに”、そして“飲みに”いってきました。
3月から2ヶ月間だけ全国3箇所で限定発売される新作のお菓子です。
その発表会場は、オートクチュールの高級ブティックみたいな
アンリ・シャルパンティエ銀座本店。

地下にあるトイレは「開け~ゴマ」というと、
自動で扉が開きそうな隠し扉の向こう側にあります。
僕ら3人組の座った席の正面の赤いソファーは
伸ばしきった屏風のフレームにアールを付けたような
背もたれのやたら高いデザインでした。

<フューシャ>

<フューシャ>はアカバナ科の低木「フクシア」の
花の赤い色から銘銘されたそうです。
ドレスの色使いの呼び名としてはオーソドックス?
RC造(鉄筋コンクリート造)のオフィスビルみたいなフォルムをしていますが
おフランスでは静かに横に倒してフォークとナイフでいただくそうなので、
それに習って食べてみました。すると、ナッツの香りにドッキリ。
割り箸でチビチビつまみながら、

亀山酒造の超辛口の熟成純米酒「ひこ孫」
が飲みたくなりました。


<イヴレス>

「陶酔」を意味する<イブレス>は、
固焼きせんべいみたいにカリカリに焼き上げたカップに
メロンとサフランの香りが柔らかく口いっぱいに広がります。
歯ごたえのギャップの
カウンターパンチをくらってめまいが・・・
フォークで応酬するも、カップには刺さりませんでした。



<ババ・ローズ>

こちら<ババ・ローズ>もクリームの甘さの中に
カシスの酸味とバラとジャスミンが香る不思議な一品。
待ってました!と注がれた辛口のシャンパンと一緒に口に放り込むと
暗闇の中で後頭部をいきなり鈍器で殴られたような衝撃が走りました。
アルコールを含んだ炭酸がクリームに絡んでくるのです。
純米酒の「ひこ孫」でもう一度試してみたい・・・。

http://www.youtube.com/user/aoihasumi


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2009年2月17日火曜日

日本と産油国(2)

確か去年の夏のこと。
クウェート政府がフィリピンやミャンマーなどアジアの8カ国に
合計270億ドル(約3兆円)以上を投資することを決めたと
日経新聞が報じていました。
主に政府系ファンドのクウェート投資庁を通じて、
食糧確保のために農業関連に投資するという内容でした。
先月、そのクウェートが日本との間で合意に達した
租税条約締結の流れとあわせて今、感慨深いものがあります。

感慨深さの原因は、実は落第ぎりぎりで卒業した
高校生の時の記憶にあります。
脳梗塞でいつも調子が悪くて、
3回に1回は休講になっていた世界史の先生の授業。
いつもメソポタミア文明しかやらないけど唯一眠くならない授業でした。
ヒントを出しながら、地図帳でマニアックな地名を探させて、
早いもん順に教壇で採点、正解者は順に
「カルチェラタン」という喫茶店にしけこんでいました。

ビールを片手に久しぶりに地図帳を開いてみました。
イラクとそのお隣りに位置する
ぺルシャ湾岸の小国クウェート辺りは、
紀元前3500年頃に栄えたという
かの有名な「メソポタミア文明」発祥の地。
世界初の百科事典や世界初のビール、
バベルの塔やノアの箱舟のモデルも
この地の文化から誕生したものです。
そして、ティグリス、ユーフラテス川の間の肥沃な大地では
農業が営まれていました。

当時、この農業生産性がずば抜けて高かったといいいます。 
たとえば1粒の麦を播いて、
20倍から80倍の収穫があったとうから驚きです。 
5000年たった現在でも、ヨーロッパで15倍、アメリカで23倍。
この驚異的な生産性で都市住民の胃袋を満たし、周辺の地域に輸出、
シリアなどからは杉を輸入していました。

ところが、旧約聖書やギリシャ神話にも影響を与えた
「ギルガメシュ叙事詩」の研究によると、
当時のシュメール人が灌漑農業を無理に 進めたため、
塩害が広がって耕作地が砂漠化したといいます。
シリアの森も切りつくされ消耗したと・・・。

宮崎駿のアニメ映画『天空の城ラピュタ』の舞台は
シリアの町だといわれていますが、シリアの森も
『もののけ姫』の舞台になっているという人もいます。
通説では『もののけ姫』の舞台は
屋久島の白谷雲水峡だといわれていますが、
僕は世界各地の世界史レベルから日本固有の文化に落とし込む発想が
宮崎アニメに潜んでいてもおかしくないと思います。
農業と林業の交易について良書があれば是非教えてほしいです。

つまりメソポタミア文明は、
第一次産業の資源蕩尽の結果、滅んでしまったというお話です。

現在ではクウェートに限らず、
中東の産油国の多くは、既に石油の枯渇を見越して、
農業資源の確保に走っています。
バブルがはじけたドバイでも農業に強い関心を持っているのは
農業技術通信社の浅川さんや昆さんがリポートして、
サンデープロジェクトでも特集されたとおりです。
(ちなみに浅川さんは小池百合子の後輩、カイロ大学出身)

さらに、アメリカの大富豪の投資先が
既に世界中の農地になっていることは皆さんご存知でしょうか?
これも農業技術通信社が月間「農業経営者3月号」で報じています。
この傾向はますます活発化していくでしょう。
第一次産業に関わる資源をコントロールできる技術者や企業が
富を得る時代がやってくると言うわけです。
日本人は身の回りにある自然環境と第一次産業に関わる技術に
もっと自信を持ったほうがいい。
NGOや民間任せではなく、組織的な国家戦略としても
人材を育成しないともったいない。
第二の都市鉱山を有効活用することも大切ですが、
第一次産業の宝の山が日本国土を覆っているんだから・・・。

産油国は代替エネルギーだけでなく、
第一次産業の強い国との関係強化を望んでいます。
“第一次産業に強い日本”を世界に発信することが、
エネルギー安保にも食糧安保にもつながり、
しいては世界の安定にもつながるかもしれない。
憲法第9条も、そのまんまでもいけるんじゃないか。
「美しい国日本」なんて抽象的で全然わからない。
「グリーンニューディール」なんていまさら当たり前だろう。
日本の本当の経済的価値を右翼も政治家も
理解していないんじゃないか。

ま、しょうがない・・・その辺は潔くあきらめましょう。


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2009年2月14日土曜日

日本と産油国(1)

クウェート国営テレビのプロデューサーの
ナジーブさんから電話がありました。
彼は通信社の記者もしていて、
「阿賀に生きる」で知られる佐藤真監督の助手も勤めています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤真
最近までクウェート大使館の広報官もしていた人物で
イスラム金融について取材したのが縁で、
パーティーで再会することになりました。

先月、日本とクウェートは、                                             
お互いの企業進出などを促す租税条約を締結することで                           
基本合意しました。今後、企業への課税が軽減されます。                        
日本が中東の産油国と租税条約を基本合意したのは初めてのことです。

生活者の目線で「文化」に触れながらを「経済」をみつめていれば
「政治」の混乱にまどわされる必要はないですね。
とはいうもののアラブ問題は難しい。

アラブアジア文化交流協会の会長としても活動している
ナジーブさんと会うのが楽しみです。

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2009年2月4日水曜日

国産材に乾杯(3)

日本の林業に新たな動きが2つ出ています。

まず一つ目は 、
「林業再生」のための日本初の事業が始まるという話。
ある地域で全ての関係者が結集しました。
森林資源を計画的に伐採して、
間伐した細い木も捨てずに利用する計画です。
林業再生で最近注目を集めている京都の日吉町ではありません。
ごめんなさい。残念ながらまだ詳細は話せません・・・。

もう一つも歯切れが悪いのですが、未確認の動き。
どうやら、外国資本が日本の森を買い始めたということ。
狙いは木材資源というより水資源確保ではないかという噂です。
となると、水の貯蔵タンクとして力を発揮するブナ林?
日本の水のブランド化→海外マーケット?
富士山麓、南アルプス、鳥取の大山、九州の阿蘇では
既に日本の飲料メーカーなどが水源地を確保しています。
でも今回の外資はどうやら全く別の地方に目を付けたとのこと。
(ということは東北地方かあ・・・?)

山地は農地と比べると
資源として管理するという発想が法律上弱いという問題があります。
持続的に資源として活用するための
計画的な伐採の法規制もなく水利権についても曖昧。

今後、森との関わりを
経済的な側面で理解して管理していかないと
混乱がおきるのではないかと心配になります。
昔の「環境」や「農業」の問題もそうですが、
ロマンティックな側面だけでイメージを固定していては
取り返しのつかない「もったいない」ことになるのではないかと心配です。

なにやらいやな予感がしてきました・・・。

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2009年2月3日火曜日

国産材に乾杯(2)

山歩きが好きな人は経験があると思いますが、
標高1000m程度の山から景色を見渡したとき、
色の変化に気づきます。それは自然林と人工林との境目。

一昔前まで、僕は植林された針葉樹よりも、
紅葉やこんもりとした樹形で目を楽しませてくれる
広葉樹に愛着がわいていました。
ところが最近では、杉や檜などの針葉樹がいとおしく感じられます。
人間の手が加わった人工林が
貴重な資源として大切に引き継がれているんだなあと思うわけです。

ただし、多くの人工林は放置されたままで、
ひょろひょろの木が多く、荒れた森が増えています。
この状況は待ったなしの危機的な事態です。
人工林は植林後に間伐といって間引きをしてあげないと、
光が入らない暗い森になってしまい、
元気な木が育たなくなってしまうのです。

放置された森が増えたのは林業が衰退したため。
戦後、急いで住宅を作るために人工林の多くを
無計画に切り出してしまった日本は、
その後あわてて植林に励みましたが、
安い輸入材に押されるようになって
地主の気持ちも離れて担い手も減ってしまいました。

膨大な税金をつぎ込んで植林をしてきた木が
50年経ってようやく使える時期を迎えていますが、
このままではせっかくの資源がだめになってしまいます。

「安い輸入材に押されて衰退してしまったのだから
しょうがいないじゃないか・・・」とあきらめるのは早とちりです。
実は国産材は輸入材より既に安くなっています。
アジアやロシアなど主な丸太の輸出国が資源を確保するために
関税を引き上げていることが大きな原因になっています。
たとえば来年1月にはロシアは80%の輸出関税を予定していますが、
これは事実上の禁輸措置。
否が応でも国産材を有効利用しなくてはならない時代が
やがてやってくるわけです。

安定供給する仕組みがないため、安くてもなかなか使ってもらえない、
コストの壁が打ち破れず利益がでないため担い手が少ないという
厳しい事情もありますが、なんといっても
安くて、丈夫で、高機能。
3拍子そろった国産材のマーケットの可能性は
計り知れないものがあります。

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