2009年2月4日水曜日

国産材に乾杯(3)

日本の林業に新たな動きが2つ出ています。

まず一つ目は 、
「林業再生」のための日本初の事業が始まるという話。
ある地域で全ての関係者が結集しました。
森林資源を計画的に伐採して、
間伐した細い木も捨てずに利用する計画です。
林業再生で最近注目を集めている京都の日吉町ではありません。
ごめんなさい。残念ながらまだ詳細は話せません・・・。

もう一つも歯切れが悪いのですが、未確認の動き。
どうやら、外国資本が日本の森を買い始めたということ。
狙いは木材資源というより水資源確保ではないかという噂です。
となると、水の貯蔵タンクとして力を発揮するブナ林?
日本の水のブランド化→海外マーケット?
富士山麓、南アルプス、鳥取の大山、九州の阿蘇では
既に日本の飲料メーカーなどが水源地を確保しています。
でも今回の外資はどうやら全く別の地方に目を付けたとのこと。
(ということは東北地方かあ・・・?)

山地は農地と比べると
資源として管理するという発想が法律上弱いという問題があります。
持続的に資源として活用するための
計画的な伐採の法規制もなく水利権についても曖昧。

今後、森との関わりを
経済的な側面で理解して管理していかないと
混乱がおきるのではないかと心配になります。
昔の「環境」や「農業」の問題もそうですが、
ロマンティックな側面だけでイメージを固定していては
取り返しのつかない「もったいない」ことになるのではないかと心配です。

なにやらいやな予感がしてきました・・・。

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